賃貸ホームシアター
コロナ禍での外出自粛により、自宅でのエンタメ環境を整える人が増えており
以前に比べて買いやすくなったプロジェクターが人気になっているらしい。
ホームシアターと聞くと大変敷居が高く感じてしまうけど、実際はピンキリの世界。
モバイルプロジェクターや天井照明と一体化したpopIn Aladdinなどだと予算10万円程でも実現出来る。
賃貸に引越してきて約10年になるけど、TVを買わずにプロジェクターだけで過ごしてきました。
初めは60インチのLEDプロジェクターから自作のDIYスクリーンなどを経て、今は100インチのスクリーンを堪能するようになりました。
その経験から賃貸でのホームシアターに興味がある人に向けて記事を書こうと思います。
ピンキリの世界と言いましたが、対象はその中間層辺りを想定しています。
紹介する賃貸ホームシアターについて
紹介する賃貸ホームシアターの予算は約50万円~70万円を想定しています。
- プロジェクター 30万円
- スクリーン 10万円
- スピーカー 20万円
- キャビネット・その他 10万円
なにかと制約の多い賃貸ホームシアターだと、予算をこれ以上かけても部屋構造や騒音対策、退去時の手間を考慮するとちょっとコストパフォーマンスが悪いかなと感じています。
賃貸ホームシアター4条件
まず、おすすめする賃貸ホームシアターの条件があります。
- 原状回復が容易、もしくは壁や天井に穴は開けない
- インテリアの邪魔をしない
- 生活動線を遮らない
- 引越しを考慮した物量に抑える
この4つの条件を前提に商品を選びました。
ホームシアターは質の向上を目指すとキリがありません。
プロジェクターは画質を求めれば天吊りになり、スピーカーは音質を求めるとAVアンプセットなどありますが、4つの賃貸ホームシアター条件とは合わないのでおすすめはしません。
プロジェクター
プロジェクターは超短焦点がおすすめ。
プロジェクターと言えば遠くから投影するイメージですが、超短焦点プロジェクターは約20cmスクリーンから離して設置すれば100インチへ投影する事が出来ます。
賃貸ホームシアターには超短焦点プロジェクターをおすすめしますが、メリット・デメリットもあります。
メリット
- インテリアの邪魔にならない
- 生活動線を遮らない
- 部屋の照明を落とさなくても比較的綺麗に見える
デメリット
- 機種の選択肢が少ない
- スクリーンに平面性が必要
- 4隅のフォーカスが甘い、完璧なセッティングは困難
- 設置の自由度が少ない
- 価格が割高
VAVA VA-LT002 超短焦点4Kプロジェクター
日本の大手家電量販店や安心に通販出来る超短焦点プロジェクターの中で4K対応という条件を入れると機種は絞られてきます。
- VAVA VA-LT002
- EPSON EH-LS500B
- LG HU85LS
- OPTOMA P1
この中でVAVAを選んだのは、正直消去法でした。
最初にEPSON dreamioブランドEH-LS500はデザインもおしゃれで国内企業なので、故障などの対応も安心。
ただ、100インチの投影にスクリーンから約40cm本体を離して設置する必要があります。
VAVA VA-LT002は約20cmなので、約2倍の距離が必要です。
比較的インテリアに余裕のない賃貸ホームシアターで、壁から40cm離して設置するのはかなり邪魔なので却下。
LG HU85LSは候補の中で最も高性能なので選びたかったが、50万円以上するので予算的に却下。
OPTOMA P1も注目していだけど、海外では既にP2が発売していたり代理店のマージンで価格差が大きいの積極的に選ぶ気にならない。
という事で消去法でバランスの良いVAVA VA-LT002を購入しました。
以前似たようなXiaomiの4K超短焦点プロジェクターを所有していたけど、故障してしまうとどうにもならないので今回は国内購入に絞りました。
スクリーン
XYscreens Fixed Frame UST Projector Screen with ALR PET Crystal
スクリーンに数万円かけるのは勿体ないと感じて、DIYでスクリーンを自作していました。
しかし、超短焦点プロジェクターはスクリーンから近い距離から投影するので少しの歪みが映りに大きな影響があります。
波打った映像にならない為に、張力がかかった平面性のあるスクリーンが必要です。
奮発して、超短焦点プロジェクター専用のスクリーンをAlibabaの中国工場から直接購入しました。
キャビネット
ホームエレクター VINTAGE Series
壁掛けや薄型化しているTVに比べて、プロジェクターの本体サイズはまだまだ大きい。
シアター専用部屋を用意しない、生活空間となる賃貸ホームシアターではプロジェクターを使わない時間は少しでも本体を隠しておきたい。
海外では専用のキャビネットなども売っているようで羨ましい。
それを参考にしてメタルラックでキャビネットを組み立てました。
メタルラックを置くと、学生感というか安っぽいインテリアになってしまいがち。
そこでエレクター社のヴィンテージという、光沢感を抑えたシリーズがあったので一式揃えました。
ここで組み立て自由なメタルラックを選択した理由は、スライダーパーツで超短焦点プロジェクターを隠せるという点と壁に穴を開けずにスクリーンを設置出来るという一石二鳥の利点があります。
スクリーンを支える用に2本の支柱を組み込み。
プロジェクター以外の機器も収納出来るキャビネットを組み立て。
支柱さえあれば、壁に穴を開けずにスクリーンを設置可能。
スライディングシェルフを採用する事で、プロジェクターを使用しない時はラックの中に収納する事が出来ます。
このスライディングシェルフの伸縮距離的に、投影距離の長いEPSONのプロジェクターは候補から外れてしまいます。
スピーカー
SONY HT-A9
100インチの大画面になると、相応の音が欲しくなります。
サウンドバーを使っていたけど、もっとサラウンド感が欲しくなってHT-A9を購入しました。
4つのスピーカーで包まれるような音場が出来ます。
Philips Hue
SyncBox + Hue
映像に合わせて照明の色を連動させる事が出来ます。
常に発光している訳ではなく、必要なシーンに合わせて光の演出で盛り上げてくれる。
スピーカーのHT-A9にはHDMI入力が1つしか無いので、Hue SyncBoxはHDMIセレクターとしても都合が良い。
まとめ
コロナ禍でプロジェクターが売れているという事を聞いて、一例として紹介しました。
ホームシアターは大きな持ち家の特権ではなく、賃貸でも実現出来るという事が広まれば嬉しいです。
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